こんにちは nanazero 編集部です。本ページはサーフボードに塗る「ワックス」の塗り方を解説していきます。

ちなみに、サーフボードのワックスって正しく塗れていますか?

実はワックスの正しい塗り方を実践するだけで、グリップ力は2倍、3倍にも高くすることができます。

本ページでは nanazero EPSサーフボード を例にして、グリップ力が高いサーフワックスの塗り方を紹介します。

1.サーフボードに塗るワックスとは?

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サーフボードに塗るワックスは、サーフィン中の滑り止めとして使用されます。主にパラフィンという蝋を基にした素材で作られており、サーフボードの上に塗布することで足元の滑りを防ぎ、サーファーがボードの上でしっかりと立つことを助けます。

具体的には、ワックスはサーフボードのデッキ(上部)に塗布され、サーファーの足とボードの間に摩擦力を作り出します。これにより、波を捉えて立つ際や激しいマニューバを行う際にも、サーファーはボード上で足元を確実に固定できます。

さらに、ワックスには「硬いワックス」と「柔らかいワックス」の2種類があります。これは主に水温によって使い分けられ、暖かい水温では硬いワックスを、寒い水温では柔らかいワックスを使用します。これは、ワックスが水温によって柔らかさを変えてしまい、その結果、滑り止めの性能が低下してしまうためです。

また、ワックスには色々な香りが付けられているものもあります。これはサーフィンを楽しむ上での一部となっており、自分の好みの香りを選べるのもワックスの楽しみの一つとなっています。

2.人気のあるサーフワックス 

順位 商品名 特徴 価格
1 SEX WAX セックスワックス クイックハンプス 滑り防止能力が非常に高い。様々な水温に対応したバリエーションがあり、高い耐久性を持つ。 ¥600〜¥700
2 FU WAX フーワックス ブラジル製で滑りにくさが特徴。熱帯から寒冷地まで、幅広い水温に対応。 ¥1,200〜¥1,300
3 STICKY BUMPS スティッキーバンプス オリジナル 香りが特徴的で多くのサーファーから支持を得ている。初めてワックスを塗る方でも使いやすい。 ¥500〜¥600
4 FCS SURF WAX エフシーエス サーフワックス 高い耐久性と滑りにくさを持つ。環境に優しい原料から作られている。 ¥500〜¥600
5 GREEN FIX フリーンフィックス 環境に優しい成分100%で作られており、性能も高い。 ¥800〜¥900

 

3.ワックスを塗る範囲

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サーフボードにワックスを塗る範囲は、乗り手の位置やボードのタイプによって変わります。ワックスを塗る目的は、ボード上での滑りを防ぎ、サーファーがしっかりと立つことができるようにすることです。

3.1 具体的に何をすればいいの?

  • サーフボードの種類に合わせてワックスを塗る
  • 後ろ足を置く位置と前足を置く位置にワックスを塗る
  • 初心者のうちは波待ちでお尻が接地する位置にもワックスを塗る

3.2 注意点

  • レールには塗らない
  • ベースコートとトップコートの2種類を使う
  • 季節や水温に合わせてワックスを選ぶ
  • 定期的にワックスを剥がす

3.3 ショートボード ワックスを塗る範囲

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ショートボードのように長さが短いボードは、後ろ足の位置と前足の位置にワックスを塗ります。

ショートボードはノーズ付近まで足を移動させることが少ないので、サーフボードの重心範囲にワックスを塗ればOKです。

3.4 レトロフィッシュ ワックスを塗る範囲

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レトロフィッシュはショートボードのように、後ろ足を置く部分、前足を置く部分の2パートに分けてワックスを塗るのがオススメです。

テール部分はスワローテールの部分に足を置くことも多いため、テールの先端付近までワックスを塗ると良いでしょう。

ノーズ側は前足の位置を変えたりすることも多いため、ショートボードよりはノーズ側まで塗るといいですね。

    3.5 ミッドレングス ワックスを塗る範囲

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    ミッドレングスのサーフボードは形や形状が様々で、前脚や後ろ足も自由に動かして楽しむことができるので、サーフィンのスタイルやボードの長さに合わせてワックスを塗っていきましょう。

    基本はサーフボードのテール部分から、ノーズ付近まで満遍なく塗るのが良いでしょう。

      3.6 ロングボード ワックスを塗る範囲

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      ロングボードは、その大きさから全体にワックスを塗る必要があります。特にノーズライディングを行う場合、ノーズ部分にもしっかりとワックスを塗る必要があります。

      ノーズライディングを行わない場合でも、ロングボードはスタンスの位置を頻繁に変えるため全体にバランス良く塗るのが良いでしょう。 

      3.7 ワックスコームを使ってワックスのグリップ力を再生する

      サーフボードにワックスを塗るときは特別な道具は不要です。しかし、ワックスを何度も塗っているとグリップ力が弱まってくるので、ワックスコームを使ってグリップ力を復活させることができます。

        4.ワックス 塗り方 正しい手順

        サーフボードにワックスを塗る手順はシンプルですが、きちんとした方法で行うことで滑り止め効果が最大限に発揮されます。

        4.1 ワックスの正しい塗り方

        1. ボードをきれいにする
        2. ベースコートを塗る
        3. トップコートを塗る

        基本的にはボードをキレイにして、水温に合わせてベースコートとトップコートを塗る。この3つの手順だけになります。

        4.2 注意点

        サーフボードのワックスは放置しておくと黒ずんできます。実は汚れの他にカビが付着してる場合もあります。

        汚れはお肌にもウェットスーツにも良くないので、できるだけ定期的にワックスを剥がしてサーフボードをキレイに保つようにしましょう。

        5.グリップ力を高めるために2種類のワックスを使う

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        サーフボードの滑り止めとしてワックスを使用する場合、一般的にはベースコートとトップコートの2種類のワックスを塗ります。これらの組み合わせが滑り止め効果を最大限に引き出し、サーフィンのパフォーマンスを高める役割を果たします。

        5.1 ベースコートの塗り方

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        • サーフボードをキレイにする
        • ベースコートを塗る

        5.2 トップコートの塗り方

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        • ベースコートを塗ったボードに塗る

        5.3 注意点

        ベースコートは硬めのワックスになるので、ベースコートだけではダマを作ることができずグリップ力は落ちます。

        ベースコートを塗るだけでも滑り止めの効果はありますが、グリップを高めたい場合はトップコートも塗るようにしましょう。

        トップコートを塗ってからベースコートを塗るとグリップ力が落ちるので、必ずベースコートから塗るようにしましょう。

        6.クロスパターンで塗る 基本の塗り方

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        サーフボードにワックスを塗る際の基本的な方法は、クロスパターン(交差模様)で塗ることです。ダイヤモンドパターンとも呼ばれています。この方法で塗ると、足元が滑りにくくなり、バランスを保ちやすくなります。

        ベースコートをボードに座って斜めに塗っていきます。左右別方向で斜めに塗るとクロスパターンになるので、ベースコート、トップコートで塗っていきましょう。

        7.季節に合わせたワックスを選ぶ

        サーフィンを楽しむためには、季節と水温によって最適なサーフワックスを選ぶことが大切です。具体的には、水温ごとに設定されたワックスの種類を選ぶべきです。ここでは、よく使用される「SEX WAX」の種類と対応する水温を以下の表にまとめました。

        ワックスの種類 対応する水温
        Tropical 24℃以上
        Warm 20-24℃
        Cool 14-20℃
        Cold 14℃以下

        注意点

        • 上記の水温はあくまで一般的な目安です。具体的な使用感は、気温や湿度、そして個々のサーフィンスタイルにより異なるため、何度か試行錯誤して自分に最適なものを見つけましょう。
        • ワックスはその性質上、経時的にその性能が落ちるものです。頻繁にサーフィンを楽しむ方は定期的に新しいワックスへと塗り替えることをおすすめします。

        参考URL: Sex Wax Product Guide

        8.ワックスを塗り直すタイミングは?

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        サーフワックスの効果は永遠に続くものではありません。使用や時間の経過によって、ワックスのグリップ力が低下します。ここで大切なのは、適切なタイミングでワックスを塗り直すことです。その判断基準として次のポイントを参考にしてください。

        8.1 塗り直すタイミング

        • ワックスが平らになった
        • ツルツルしてきた
        • グリップ力が落ちてきた
        • 黒くなってきた

        このような状況になったら、ワックスを塗り直してください。

        8.2 注意点

        ワックスの塗り直しは、ただ新しいワックスを既存の上に重ねるだけではなく、既存のワックスをきれいに取り除いてから新しいワックスを塗ります。

        ワックスの取り除き方は別の記事で説明しますが、注意深く行わなければボードを傷つける可能性があります。

        また、取り除いたワックスは自然環境に悪影響を及ぼさないよう、適切に処分してください。

        9.まとめ

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        サーフィンを楽しむためには、サーフボードの適切なワックス塗りが重要です。以下に、本記事で説明したポイントをまとめます。

        1. ワックスを塗る範囲を覚えよう
        2. ワックスコームがあると便利
        3. ベースコートが先、トップコートは後
        4. クロスパターンでワックスを塗る
        5. 水温や季節に合わせてワックスを選ぼう
        6. 定期的にワックスを剥がして塗り直そう

        以上のポイントを踏まえ、ワックス塗りを上手に行い、快適なサーフィンライフを楽しみましょう!

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        記事を書いたヒト

        writer
        ヒガシーサー(@higashisacom)サーフィン歴20年。独学で上達しなかった経験から、科学的メソッドに基づいて練習する方法を実践。たった3ヶ月で上達できた方法を一般サーファー向けに分かりやすく解説している。Instagram フォロワー数 34,000人、YouTube チャンネル登録者数 16,000人。
        7月 01, 2023