パリオリンピック2024 サーフィン 出場選手、開催地、日程について紹介
こんにちはnanazero編集部です。いよいよパリオリンピック2024が目前に迫って来ましたね。
東京オリンピックに続き、パリ、ロサンゼルス、ブリスベンと2024年以降の3都市のオリンピックで競技として開催されることが決まっているサーフィン競技。
これからますます注目されていく競技の一つですが、本記事は「パリオリンピック2024 サーフィン競技」について競技日程、開催地、参加選手、ルールなど解説します。
まだ正式にはアナウンスされていない視聴方法方についても、随時新しい情報が入り次第更新をしていきます。
サステナブルな生き方がライフスタイルとして認知されてきた世の中で、サーフィンがどのように発展していくのか非常に楽しみです。
1_パリオリンピック2024 サーフィン競技の概要
サーフィンはパリオリンピック2024で2度目の正式種目となります。前回の東京オリンピックで初めて正式種目となったこの競技は、その魅力とエキサイトメントにより、次回大会でも引き続き正式種目として採用されました。
またパリオリンピック以降は、2028年ロサンゼルスオリンピック、2032年ブリスベンオリンピックで正式種目としてサーフィンが採用されることが決定しています。
今後10年間は注目度の高い競技の一つとして話題になることが予想されます。
競技形式
パリオリンピックのサーフィン競技はショートボードのみで行われます。男女各20名の選手が参加し、ヒート形式(一定の時間内に何回の波に乗るかを競う)で競います。各ヒートでは選手たちのパフォーマンスが審判によって評価され、一番良かった2つの波のスコアが合計されます。この合計スコアが高かった選手が次のラウンドへ進むことができます。基本的にはワールドサーフリーグ(WSL)と同様の競技形式で行われます。
ルール
選手たちはヒート中に自由に波に乗ることができますが、最もスコアが高くなる2つの波だけが最終スコアとしてカウントされます。審判は選手たちのパフォーマンスを10点満点で採点し、その中でも難易度、イノベーション、バラエティ、スピード、パワー、フローなどが評価基準となります。
今回の会場は、世界で最も凶暴なレフトと恐れられるタヒチのチョープーで行われます。
危険なコンディションでなければ、チューブライディングを含めたダイナミックで見所のある大会となるでしょう。
2_パリオリンピック2024 サーフィン競技のスケジュール
パリオリンピック2024のサーフィン競技は、以下のスケジュールで行われます。各試合の具体的な日程と開始時間を確認し、お気に入りの選手や気になる試合を見逃さないようにしましょう。
日程 | 時間 | ステージ |
---|---|---|
7月27日(土) | 7:00〜11:02 | 男子ラウンド1 - ヒート1〜8 |
11:08〜15:10 | 女子ラウンド1 - ヒート1〜8 | |
15:16〜17:14 | 男子ラウンド2 - ヒート1〜4 | |
7月28日(日) | 7:00〜8:58 | 男子ラウンド2 - ヒート5〜8 |
9:04〜13:06 | 女子ラウンド2 - ヒート1〜8 | |
13:12〜17:14 | 男子ラウンド4 - ヒート1〜8 | |
7月29日(月) | 7:00〜11:02 | 女子ラウンド3 - ヒート1〜8 |
11:08〜13:26 | 男子準々決勝 - ヒート1〜4 | |
13:32〜15:50 | 女子準々決勝 - ヒート1〜4 | |
7月30日(火) | 7:00〜8:06 | 男子準決勝 - ヒート1、2 |
8:12〜9:18 | 女子準決勝 - ヒート1、2 | |
9:24〜9:59 | 男子3位決定戦 | |
10:05〜10:40 | 女子3位決定戦 | |
10:46〜11:21 | 男子決勝 | |
11:27〜12:02 | 女子決勝 |
※すべての時間は現地時間です。
これらの試合は波の状況に左右されるため、短い時間でどれだけ良いパフォーマンスを見せられるかが勝敗を分けるポイントになります。
3_タヒチ島のチョープーで開催
タヒチ島、フランス領ポリネシアの一部であるこの楽園は、チョープーという壮大な波が立ち上がる海岸で、世界中のサーファーにとって極上の滑走地点とされています。毎年8月には、ケリー・スレーターといった名だたるサーファーたちが参戦する、ワールドサーフリーグが主催する「タヒチ・プロ・チョープー」がここで開催され、その壮観さは全世界に伝えられます。
チョープーは、タヒチ島の南東部に広がっています。ここでは、力強いうねりと成長した珊瑚礁が一体となり、その独特な波を生み出します。プロのサーファーが全世界から集結し、この波を駆け抜けるスキルを競うのです。
チョープーは、その重厚で強烈な波で知られており、「チョープス」や「チューブの楽園」などと表現されることもあります。この地で形成される終わりなきバレル波は、チョープーの象徴的な存在となっています。しかし、その波は激しく、水深も浅いため、経験の浅いサーファーには危険が伴います。これらの条件が相まって、サーファーたちは自身の技能を試す絶好のステージとして、チョープーを選びます。
タヒチの地元民は、自然の美しさと豊かな文化を大切にし、サーファーと波に対する敬意を忘れません。チョープーの素晴らしさと挑戦性が評価され、それがパリオリンピックのサーフィン競技会場に選ばれたことは、タヒチの文化とその海への愛着が認められた結果とも言えます。世界のトップサーファーたちが、この称賛に値するスポットでどのような活躍を見せてくれるのか、世界中がその瞬間を心待ちにしています。
4_パリオリンピック 出場内定選手
パリオリンピックのサーフィン競技における参加枠は、男女それぞれ24人と設定され、これは東京オリンピック時の総数よりも8人増えた合計48人です。
世界中からの精鋭たちの中で、特に見逃せない選手たちをいくつかピックアップしてみましょう。女子部門では、東京2020オリンピックの金メダリストで、WSLチャンピオンシップツアーでも一貫して高いパフォーマンスを発揮しているアメリカのカリッサ・ムーアがリストの上位に来ます。さらに、フランス代表のジョアン・ディフェイ、フォームを維持しているコスタリカのブリサ・ヘネシー、そして意欲満々のブラジルのタティアナ・ウェストン・ウェブも注視すべき選手です。
4.1 2024年3月時点で確定している女子出場選手
- 松田 詩野(日本)
- カリッサ・ムーア(USA)
- キャロライン・マークス(USA)
- モリー・ピックラム(AUS)
- タイラー・ライト(AUS)
- タチアナ・ウェストン=ウェッブ(BRA)
- ブリサ・ヘネシー(CRC)
- ヨハネ・デフェイ(FRA)
- テレサ・ボンヴァロット(POR)
- サフィ・ヴェット(NZL)
- サラ・バウム(RSA)
- ヴァヒネ・フィエロ(FRA)
4.2 2024年3月時点で確定している男子出場選手
- カノア・五十嵐(JPN)
- コナー・オレアリー(日本)
- 稲葉玲央 (日本)
- グリフィン・コラピント (USA)
- ジョン・ジョン・フローレンス (USA)
- イーサン・ユーイング (AUS)
- ジャック・ロビンソン (AUS)
- フィリペ・トレド (BRA)
- ジョアン・キアンカ (BRA)
- ジョーディ・スミス (RSA)
- マシュー・マクギリブレイ (RSA)
- レオナルド・フィオラバンティ (ITA)
- アラン クレランド ジュニア (MEX)
- ビリー ステアマンド (NZ)
- カウリ ヴァースト (FRA)
男子部門においては、2つの大会で頂点に立ったブラジルのフィリペ・トレド、今年2度の優勝経験を持つオーストラリアのジャック・ロビンソン、そしてブラジルのオリンピックチャンピオン、イタロ・フェレイラが目を引きます。
さらに、東京2020の銀メダリストである五十嵐カノアは、パリ2024での金メダルを熱望しているとされています。
新鋭であるオーストラリアのイーサン・ユーイングは、金メダルの可能性を秘めています。そして、3度の世界チャンピオン、ブラジルのガブリエル・メディーナが、怪我から復帰し、次回大会に向けて体調を整えている様子です。
さらに、出場が確定している選手の中には、日本の松田詩野、南アフリカのジョーディー・スミスとサラ・バウム、そしてニュージーランドのビリー・ステアマンドとサフィ・ヴェットがいます。これらの選手たちは、タヒチの荒波に挑戦することになります。
5_パリオリンピック サーフィンの試聴方法
オリンピックの放送権は各国の放送局やメディア企業が所有しているため、日本で視聴する方法は主に以下の2つがあります。
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テレビ放送:日本ではNHKがオリンピックの放送権を持っています。NHKのテレビ放送で、主要な試合はライブまたは録画で視聴することができます。詳しい放送スケジュールはNHKのウェブサイトや新聞のテレビ欄で確認できます。
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オンラインストリーミング:近年はインターネットでの視聴が一般的となりつつあります。NHKのオンラインサービスや、有料のスポーツ専門チャンネルなどで視聴できます。ただし、一部のサービスは有料となる場合がありますので、ご注意ください。
サーフィン競技は天候によりスケジュールが変わる可能性があるため、試合日程を確認する際には放送局の最新の情報をチェックしてください。サーフィンはライブで見るとその魅力が一層増しますので、ぜひリアルタイムで視聴してみてください。
以上がパリオリンピック2024 サーフィン競技の試聴方法です。
まとめ
パリオリンピック2024 サーフィン競技についてまとめます。
- 開催地はタヒチのチョープー
- 競技日程は7月27日〜30日
- 日本の出場内定選手は松田詩野選手(2023年6月時点)
- 試聴方法は今後追加予定
となります。今後も最新情報が入り次第パリオリンピックのサーフィン情報を更新していきます。