海外サーフトリップや日常的なサーフィンで、サーフボードを安全に持ち運ぶためには、適切なハードケースの選択が重要です。

私たちnanazero開発チームは、数多くの海外サーフトリップ経験と製品開発を通じて、用途に応じた最適なハードケースの選び方を研究してきました。

この記事では、トラベル用とデイリーユース用の違いから、それぞれの選び方のポイントまで、詳しく解説します。

ハードケースの基本:トラベル用とデイリーユース用の違い

ハードケースの種類

ハードケースは主にトラベル用とデイリーユース用の2種類に分類されます。当社の製品開発とテストを通じて確認された、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

トラベル用ハードケースの特徴

  • パッディングの厚さ: 10mm以上の厚手パッディングを使用し、航空機での移動時の強い衝撃からボードを保護
  • 素材の強度: 高密度の防水素材を使用し、雨や水しぶきからの完全な保護を実現
  • 収納機能: ウェットスーツやその他のギアを収納できる大容量ポケットを装備
  • 持ち運び機能: 長距離移動に適した車輪付きデザインと補強された持ち手

デイリーユース用ハードケースの特徴

デイリーユース用ハードケース

当社の製品テストによると、デイリーユース用であっても日常的な衝撃の95%以上を軽減できることが確認されています:

  • パッディングの厚さ: 5-8mmの適度な厚さで、十分な保護性能と使いやすさを両立
  • 素材の特徴: 軽量で耐久性のある素材を使用(トラベル用と比べて30-40%軽量)
  • デザイン: 日常的な使用を考慮したシンプルで使いやすい設計
  • 収納方式: マチ付きタイプとマチなしタイプの2種類を用意

マチ付きとマチなしの違いについて

デイリーユース用ハードケースには、フィンの収納方法によって2つのタイプがあります:

マチ付きタイプ

  • メリット:
    • フィンを装着したまま収納可能
    • ボードの出し入れがスムーズ
    • フィンの着脱の手間が省ける
  • デメリット:
    • ケース自体が若干重くなる
    • 収納時にかさばる
    • 価格が比較的高め

マチなしタイプ

  • メリット:
    • 軽量でコンパクト
    • 価格が比較的リーズナブル
    • 持ち運びが楽
  • デメリット:
    • 基本的にフィンを外して収納
    • ショートボード用フィンは装着したまま収納可能な場合も

用途別:最適なハードケースの選び方

海外サーフトリップでの使用

当社スタッフの海外サーフトリップ経験から、以下の選択基準をお勧めします:

  • 航空機での移動が主な場合:
    • トラベル用ハードケースを強く推奨
    • 防水性能の高い素材を選択
    • 複数のストラップと補強された持ち手付きのモデル
    • 車輪付きタイプが便利
  • 必要な機能:
    • 十分な厚みのパッディング(10mm以上)
    • 追加のギア収納用ポケット
    • 耐衝撃性の高い素材
    • 確実なジッパーロック機能

日常的なサーフィンでの使用

デイリーユースの使用シーン

週1-2回程度のサーフィンを楽しむ方には、以下の条件を満たすデイリーユース用をお勧めします:

  • 最適な仕様:
    • 5-8mmの適度なパッディング
    • 軽量で扱いやすい素材
    • シンプルな収納構造
    • フィンの使用状況に応じたマチタイプの選択

ハードケース選びの失敗しないポイント

1. 正確なサイズ選び

当社の経験から、以下の余裕を持たせることを推奨します:

  • 長さ:ボード長+最低5cm以上
  • 幅:ボード幅+2-3cm程度
  • 厚み:フィンの有無を考慮したマチの深さ

2. 素材の品質確認

  • 外装素材の耐久性
  • ジッパーの品質
  • 縫製の丁寧さ
  • パッディングの密度

3. 価格と品質のバランス

用途に応じた適切な投資が重要です:

  • トラベル用:高い保護性能のため、適切な投資が必要
  • デイリーユース用:コストパフォーマンスを重視

まとめ:最適なハードケース選びのために

ハードケースの選択は、サーフボードの保護と使い勝手に直結する重要な決定です。以下の点を考慮することで、最適な選択が可能になります:

  • 使用頻度と目的の明確化
  • 必要な保護レベルの見極め
  • 適切なサイズと機能の選択
  • 予算に応じた適切なモデルの選定

nanazeroでは、実際のサーファーの使用体験と開発チームの知見を活かした高品質なハードケースを提供しています。選び方でお悩みの際は、お気軽にお問い合わせください。

執筆者・監修者情報

記事を書いたヒト

nanazero編集部

nanazero編集部 - サーフボードケースの専門編集チーム。国内外の様々な場所へサーフトリップを経験しているスタッフ、国内外のサーフィンインフルエンサーと連携し、最新のトレンドや技術を追求。サーフボードケースの設計・製造に携わる専門家を含む多様なメンバーで構成されており、幅広いユーザーに価値ある情報を提供しています。

監修

ヒガシーサー https://pocketsurf.jp

ヒガシーサー - サーフィン歴20年以上。ブログ歴15年以上。ハワイ、ニュージーランド、バリ、台湾、韓国など様々なサーフスポットへ定期的にサーフトリップをしている。オーストラリア発のサーフィン・サーフスケートメソッドを学べるオンラインスクール「コレクトサーフ」のアンバサダーを務める。Instagram フォロワー数 35,000人、YouTube登録者数 17,000人。

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