この記事はリーシュコード完全ガイドの一部として、高品質なリーシュコードを見分けるための詳細情報を提供しています。サーフィンの安全性を確保するためには、適切なリーシュコードの選択が不可欠です。
サーフボードとあなたを繋ぐ命綱であるリーシュコード。その品質は安全性に直結する重要な要素です。この記事では、高品質なリーシュコードの見分け方と、長く安全に使い続けるためのポイントを解説します。
リーシュコードの品質が安全性に与える影響
リーシュコードは一見シンプルなアクセサリーに見えますが、波の力が強くなるほど、その品質の重要性は増します。低品質なリーシュコードは、激しい波の中で突然切れたり、コネクター部分が外れたりする危険性があります。そうなると、サーフボードを失うだけでなく、周囲のサーファーに危害を与える可能性も出てきます。
品質の良いリーシュコードは、長期間にわたって安定した性能を発揮し、あなたとボードを確実につないでくれます。特に、波のパワーが強い日や経験の浅いサーファーにとって、高品質なリーシュコードは安全なサーフィンの大きな要素となります。

nanazero リサイクル素材使用の高品質リーシュコード
ポイント! リーシュコードは「コスト削減しても大丈夫なパーツ」ではありません。安全性を確保するためには、品質の良いリーシュコードを選ぶことが重要です。
高品質リーシュコードの5つの見分け方
リーシュコードの品質を判断するには、以下の5つのポイントに注目してください。これらの要素から、耐久性と安全性の高いリーシュコードを見分けることができます。
1. コードの素材と弾力性
高品質なリーシュコードは、適切な弾力性を持ったウレタンまたはポリウレタン素材で作られています。良質な素材は、過度に伸びすぎず、かといって硬すぎることもなく、波の力を適切に吸収します。手で軽く引っ張ってみて、スムーズに伸び、離すとすぐに元の長さに戻るものが理想的です。
2. ダブルスイーベル構造
高品質リーシュコードの多くは、両端にダブルスイーベル(回転接続部)を備えています。これにより、リーシュコードが絡まりにくくなり、コードへの不自然なねじれや負荷を防ぎます。nanazeroのリーシュコードも、このダブルスイーベル構造を採用しています。

ダブルスイーベル構造のアンクルカフ部分
3. アンクルカフの品質
足首に装着するアンクルカフは、快適さと安全性の両面で重要です。高品質のカフは厚めのネオプレン素材を使用し、縁がしっかり縫製されています。面ファスナー(ベルクロ)の接着力も確認しましょう。長時間使用しても足首を傷つけない柔らかさと、しっかりと固定できる強度のバランスが取れているものが理想です。
4. レールセーバーの形状と素材
サーフボードに接触するレールセーバー部分は、ボードを傷つけない柔らかさと、波の力に耐える強度が必要です。高品質のリーシュコードは、レールセーバーが厚めでクッション性があり、縁が丸みを帯びた形状になっています。特にPAHIO社製の強力ベルクロテープを使用しているものは、高い品質を示すサインです。
5. 全体的な仕上げと縫製
最後に、全体的な仕上げと縫製を確認します。接合部に緩みがなく、均一で丁寧な縫製がされているか、コード表面に傷や変色がないかをチェックしましょう。細部まで丁寧に作られているリーシュコードは、製造全体のクオリティが高い証拠です。
リーシュコードの素材と耐久性の関係
リーシュコードの耐久性は、使用されている素材に大きく左右されます。主要部分ごとに使われる素材と、その品質が耐久性にどう影響するかを見ていきましょう。
部位 | 理想的な素材 | 耐久性への影響 |
---|---|---|
コード本体 | 高品質ウレタン/ポリウレタン | UV耐性と弾力性の維持、伸び切らない強度 |
アンクルカフ | ネオプレン、強力ベルクロ | 繰り返しの着脱による劣化防止、足首への負担軽減 |
スイーベル | 耐食性金属またはハイグレードプラスチック | 塩水環境での腐食防止、スムーズな回転機能の維持 |
レールセーバー | リサイクルプロピレン、厚手ナイロン | サーフボードへの傷防止、ベルクロ剥がれの防止 |
ウェビング/ループ | リサイクルナイロン、強化プラスチック | 結合部の強度確保、引き裂き防止 |
nanazeroのリサイクル素材使用リーシュコードは、環境に配慮しながらも耐久性を確保するため、各部位に最適な素材を選定しています。ベルクロ・レールセーバーにはリサイクルプロピレン、コード・コネクターにはリサイクルポリウレタン、ウェビング・ループ・フックにはリサイクルナイロンを使用しています。
ポイント! 高品質なリーシュコードは、環境への配慮と耐久性・安全性の両立が可能です。nanazeroのリーシュコードは、リサイクル素材を使用しながらも高い品質基準を満たしています。
品質劣化のサインと交換時期の見極め方
どんなに高品質なリーシュコードでも、使用を続けると徐々に劣化します。安全性を維持するためには、以下のサインを見逃さず、適切なタイミングで交換することが重要です。
コードの劣化サイン
コード部分に以下の症状が見られる場合は、劣化が進んでいるサインです:
- 表面に細かいひび割れやかすり傷が多数ある
- コードの色が変色している(特に白っぽく変色している場合)
- 伸縮性が低下し、コードが引っ張っても元に戻りにくい
- 触った感じが硬くなっている、または逆に柔らかすぎる
接続部分の劣化サイン
スイーベルやコネクター、アンクルカフなどの接続部分では、以下の点に注意しましょう:
- スイーベルがスムーズに回転しない
- スイーベルやコネクターに錆や腐食が見られる
- アンクルカフのベルクロの粘着力が弱まっている
- 縫製部分がほつれている、または解けかけている
注意! リーシュコードは通常、約1年〜1年半の使用で交換が推奨されます。頻繁に使用する場合や、パワーのある波で使用する場合は、より早い交換が必要になることもあります。安全を最優先に考えて、少しでも劣化サインが見られたら交換を検討しましょう。

定期的な点検で安全性を確保するnanazero Ecoリーシュコード
リーシュコード各部の安全チェックポイント
リーシュコードの安全性を確保するためには、購入時だけでなく、使用前の定期的なチェックも重要です。以下の各部位について、使用前にチェックする習慣をつけましょう。
アンクルカフの安全チェック
アンクルカフは足首に直接装着するため、快適さと安全性の両面でチェックが必要です:
- ベルクロの接着力:しっかりと固定できる強度があるか
- パッドの状態:クッション材が十分に残っているか
- 縁の処理:擦れて足首を傷つける可能性はないか
- コードとの接続部:しっかりと接続されているか
コードの安全チェック
コード部分は波の力を直接受ける部分であり、最も注意深くチェックする必要があります:
- 全体の伸縮性:適度に伸び、元に戻るか
- 表面の状態:ひび割れや深い傷はないか
- 均一性:部分的に細くなっているところはないか
- コードの太さ:使用環境に適した太さ(通常7mm)か
スイーベル・コネクターの安全チェック
スイーベルとコネクターは、リーシュコードの機能性を左右する重要な部品です:
- 回転のスムーズさ:スイーベルがスムーズに回転するか
- 腐食の有無:金属部分に錆や腐食はないか
- 接続部の強度:しっかりと固定されているか
- ダブルスイーベル:両端に回転機構があるか(nanazeroは標準装備)
レールセーバーの安全チェック
レールセーバーはサーフボードを保護する重要な役割を果たします:
- ベルクロの状態:接着力が十分にあるか
- パッドの厚み:適切なクッション性が保たれているか
- 形状の整合性:変形や歪みはないか
- サイズの適合性:使用するボードに適したサイズか

安全に装着されたリーシュコード
環境に配慮した高品質リーシュコード
近年、サーフィン業界でも環境への配慮が重要視されるようになってきました。高品質であることと環境に優しいことは、必ずしも相反するものではありません。nanazeroのリーシュコードは、その良い例です。
リサイクル素材の特性と品質
nanazeroの「リサイクル素材使用のリーシュ」は、各部位にリサイクル素材を使用しながらも、高い品質と耐久性を実現しています:
- ベルクロ・レールセーバー:リサイクルプロピレン
- コード・コネクター:リサイクルポリウレタン
- ウェビング・ループ・フック:リサイクルナイロン
これらのリサイクル素材は、新しい原料から作られた素材と同等以上の品質テストをクリアしており、安全性と耐久性を確保しています。環境への配慮と高品質を両立させた製品選びが、サステナブルなサーフィンライフスタイルにつながります。
おすすめ製品:nanazeroリサイクル素材使用のリーシュ
環境に配慮したリサイクル素材を使用したリーシュコード。優れた強度と耐久性、ダブルスイーベル採用で絡まりにくい設計。6ft/7ft/8ft/9ftのサイズ展開。詳しくはこちらをご覧ください。

正しく接続された高品質リーシュコード
よくある質問
Q1: リーシュコードの寿命はどれくらいですか?
A: 通常、高品質なリーシュコードでも約1年〜1年半が交換の目安です。ただし、使用頻度や波のコンディション、保管状態によって異なります。定期的に状態をチェックし、劣化サインが見られたら早めに交換することをおすすめします。
Q2: リーシュコードの太さはどう選べばよいですか?
A: nanazeroでは標準的な7mm太さのリーシュコードを提供しています。これはほとんどのサーフィンシーンに適した太さです。特に大きな波や体重の重いサーファーには8mm以上、小波やショートボード専用なら6mmといった選択肢もありますが、安全性を考慮すると7mmが最もバランスのとれたサイズと言えます。
Q3: リーシュコードのメンテナンス方法はありますか?
A: 使用後は必ず真水で塩分を洗い流し、直射日光を避けて陰干しすることで寿命を延ばせます。また、スイーベル部分は時々真水で洗い流し、砂や塩分を取り除くと回転機能が長持ちします。保管時はゆるく巻いて、極端な折り曲げや引っ張りを避けましょう。
Q4: リサイクル素材のリーシュコードは通常のものと強度は変わりませんか?
A: nanazeroのリサイクル素材使用リーシュコードは、通常のリーシュコードと同等以上の強度テストをクリアしています。リサイクル素材の技術は進化しており、環境に配慮しながらも安全性と耐久性を確保することが可能になっています。
Q5: リーシュコードが長すぎる/短すぎる場合はどうすればいいですか?
A: リーシュコードはサーフボードの長さ+1フィート程度が理想的です。長すぎると絡まりやすく、短すぎると動きが制限されるだけでなく、引っ張られる力が強くなります。自分のサーフボードに合った長さを選びましょう。例えば、6'8"のミッドレングスなら7ftか8ft、9'0"のロングボードなら10ftのリーシュコードが適しています。
まとめ
高品質なリーシュコードを見分けるポイントは、コードの素材と弾力性、ダブルスイーベル構造、アンクルカフの品質、レールセーバーの形状と素材、そして全体的な仕上げと縫製にあります。これらの要素を確認することで、安全で長持ちするリーシュコードを選ぶことができます。
また、定期的な点検と適切なタイミングでの交換も安全なサーフィンには欠かせません。nanazeroのリサイクル素材使用リーシュコードは、環境への配慮と高品質を両立させた選択肢として、サステナブルなサーフィンライフをサポートします。
あなたとサーフボードをつなぐ重要な命綱であるリーシュコード。その品質にこだわることで、より安全で楽しいサーフィン体験につながります。
nanazeroの環境保護への取り組み
nanazeroは、主な活動場所である海や自然の保全活動への貢献を目的に、売上の1%を"1% for the Planet"を通じて環境保護団体に寄付しています。持続可能なサーフボード製造と環境配慮型のビジネスモデルを通じて、美しい自然環境を次世代に残すための取り組みを続けています。
監修者

ヒガシーサー
サーフィン歴20年、オンラインサーフィンスクール「コレクトサーフ」のアンバサダーを務め、誰でも簡単にサーフィン上達ができるハウツーを紹介。SNS総フォロワーは65,000人以上。